十条メンタルクリニック JUJO Mental Clinic

診療案内

適応障害について

適応障害とは、人間関係の急な変化や、職場の配置転換や引っ越し、転校など、かなり明確な外的なストレス因子が引き金となって不調となり、生活に支障をきたす疾患です。気分が落ち込んだり、不安やイライラ感が強くなるなどの症状が出てきます。動悸や頭痛、腹痛など身体的な症状が出ることも多いです。「会社に行こうとすると調子が悪くなり、どうしても出社できない」など、具体的な行動面で生活に支障が出てきてから受診される方が多いのですが、もう少し早めの受診が良いでしょう。

適応障害の症状

適応障害の症状は多様です。多いものとしては、抑うつや不安症状、イライラ感や不眠です。身体的な症状が現れることも多く、食欲不振、動悸、過呼吸、全身倦怠感、頭痛、腹痛などがみられます。そういった症状が辛く、遅刻、早退、欠勤や暴飲暴食など生活に関わる行動面の問題が起こるようになります。

適応障害の治療

可能なら外的なストレス因子を軽減することが大切です。環境を見直し、自分にとって過ごしやすいように整えることで、症状が軽減します。しかし、環境を見直すことが難しい場合も少なくありません。そのような場合には、いったんストレス要因となっている場所から離れること(休職、休学などを含めて)を勧める場合もあります。いったんその場所から離れることで、体調が回復し、以前よりしっかりと今後の環境について考えられるようになります。また問題と症状を絞り込み、一緒に検討を深めていくということも有用です。同時に薬物療法を行うこともあります。不眠などを伴うことが多いので、対症的に薬物療法を行います。

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